「バカスタグラム」と「仮面」
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主観だが、ニュースにはなんとなく流行り廃りがあるように感じている
例えば、目を引くような体罰のニュースが一つ出れば芋ずる式にあちこちで体罰の話が上がる
バス事故の話が続いた時期もあったし、児童相談所の話が続いたこともあった
メディア側も、同じようなニュースだと目を引きやすいから狙っているのだろうか
本来は、日本で起きているニュースを平等に報道していくべきだなんて話もあるが、今回はそこを話したいわけではない
一時期流行ったニュースで「バカッター」なんてのがあった
アイスのクーラーボックスに入る動画が炎上したり、未成年がお酒を飲んでいるのが炎上した、あれである
最近は、またこの系統のニュースが流行りである
インスタグラムの投稿から発見されることが多く「バカスタグラム」なんて呼ばれていたりもして、違いが時代を感じさせてくれる
今回はくら寿司に始まり、次々に炎上するような動画が世に回った
不自然なほど、連続して見つかる様子を見ていると、話題になっていないだけで「バカスタグラム」「バカッター」は以前のブームから、実はそれほど減っていないのかもしれない
「バカスタグラム」から見えるもの
SNSの発展、流行から僕らはいろんな「仮面」を持つことが当たり前になった
ツイッターでサブ垢が一番わかりやすいだろうか
高校の頃の友達用のアカウント、大学用のアカウント、ゲーム用のアカウント、愚痴を吐くためのアカウントなど使い分けている人も多いと思う
実際、使っている人は同じでも表に出している「仮面」が全く別物なんてのは普通になってしまった
もちろん、僕もいくつかアカウントを持っていて、それだけ「仮面」を使い分けている「仮面」に合わせた発言をするし、「仮面」を通してからモノを見ることもある
しかし、「仮面」を使い分けられない状態で暴走すると、問題が起きる
それこそ「バカスタグラム」「バカッター」が最たる例だろう
今回の件でも、学校で友達に会うときの「仮面」であれば、撮影、投稿する前に「これはダメな奴」と気づいただろう
しかし、インスタの「仮面」ではそれに気づかなかった
ここで「仮面」が使い分けられる人であれば、本体の自分に迷惑が掛かることに気づいて、撮影も行動も投稿もしない
どの「仮面」も自分であるという自覚が、追い付いていなかったと言わざる負えない
もちろん、行為自体がおかしいという部分もあるのだが...
ネット上では異端が現実よりも大きくフィーチャーされる
この傾向自体は悪くないが、異端を見誤りネットでの「仮面」が暴走すると「バカスタグラム」「バカッター」へ繋がることを見ると、なんとも言えない部分である
最後に
こんな事件が多い以上、SNSの使い方でも、ネットの向き合い方でもいいからいい加減教育として教えるべき分野なのだろう
これを読んでいる人に「バカスタグラム」をするような人はいないとは思うが、「仮面」の被り方だけはもう一度見直した方がいいかもしれない
それでは、また