落ちこぼれのこがログ

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嵐の配慮がどれだけ素晴らしいかという話。

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嵐の活動休止の報道で驚いた人は少なくないだろう

 

当然、テレビはその話題で一色である

 

一通りこのニュースをみて思ったことを、折角なので書いておきたいと思う

 

一言で言うならば、神対応であった

 

今回の流れがいかに素晴らしいストーリーになっているのか、それは次の文に全てが込められている

 

国民的アイドルの嵐が、自分たちで約2年の猶予を設けながら、2020年に活動休止をすることを発表した。

 

全てが上手く絡み合いながらできたストーリーではあるが、1つずつ説明していこう

 

・自分たちで

 

ここのところジャニーズでは、あまりいい話を聞かなかった

 

TOKIOの山口くんに始まり、SMAPの不仲騒動からの解散、NEWSの未成年との飲酒なんてのもあった

 

ファンたちの熱は変わらないかもしれないが、世間一般の目としてはイメージが下がっていたのは否めないだろう

 

そんな中で今回、嵐は自分たちの口からしっかり理由と共に活動休止を発表した

 

近年のメディアは良くも悪くも、報道のスピードが尋常じゃない

 

活動休止や解散のニュースが本人たちより前に、週刊誌やテレビで報道されてしまうこともザラにあった

 

本人たちの口から出るまで真実味を帯びないのは事実だが、報道が先行すると不仲説やら不穏な噂が取り巻くのも事実である

 

今回、先に聞いていた人も必ずいたであろうにメディアの報道は先行しなかった

 

もし、先にテレビで嵐が活動休止!?なんて報道をしていたら有る事無い事言われまくるのは容易に想像できることである

 

つまり、自分たちで という効果は思っている以上に大きいのである

 

最初に本人たちから発表されれば、メディアは余計なことを言いづらい雰囲気が完成する

この状況で、不穏な噂を上げれば叩かれるのはメディアになる

 

この世間の後ろ盾を受けながら、活動休止の少しネガティブなイメージになるニュースをうまく流したのである

 

さらに今回の発表では、大野くんが発端で話し合いを続け、5人でこの結果にたどり着いた という理由も明確であった
これもかなり大きい

理由を明確化しておくことでメディアが騒ぐのを防ぐことができる

 

二重でメディアに対してフィルターをかけることに成功している

 

裏で沢山の人の努力があったことであろう、感服である

 

・約2年の猶予を設けながら2020年に

 

ここまででも、最近の報道としては完璧なのだが抜け目がないのがこの点である

一言で言えば、誠実である

 

2年間を設けることによって、突然のラストライブは有り得ないものとなる

これがファンにはどれほどありがたい話であるかはわかるであろう

自分たちのファン数をしっかり理解した素晴らしい配慮である

 

 

次に、2020年という年度にも注目したい

 

ご存知2020年は、東京オリンピックが開催される

開会式では、その国の代表的なアーティストが出ることも珍しくない

嵐が開会式で出てくるなんてのは、誰にでも予想できる話である

 

もし、年内活動休止ということになれば、東京オリンピックに嵐は登場しないことになる

国民的アイドルが不在のパワー不足は大きいだろう

 

もちろん、ここから国民的アイドルが育つかもしれないが2年で嵐ほど有名になるのは難儀な話である

 

東京オリンピックでの活躍まで、織り込み済みということだ

 

事実、そこを見据えているかはわからないが、オリンピックまではいてくれとの声があったのは想像に難しくない

 

汚い話だが、ジャニーズ事務所としてもオリンピックの開会式に自分らのグループが出たという称号も欲しいだろうし、経済効果もすごいであろう

 

ファンへの配慮もさることながら、事務所の意見もしっかり取り入れた素晴らしい調整ではないだろうか

 

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・活動休止

活動休止の理由を考察したいわけではない

 

今回、思った人もいるのではないだろうか
なぜ解散ではなく活動休止なのか?と

 

もちろん、嵐が出した結論だった。の一言で終わりと言われればそれまでであるが、少し考察しておきたい

 

活動休止と解散は似ているが、その後の部分で大きく違ってくる

 

まず、復帰という点
一度、解散という立場を取ってしまうと復帰はしづらい
しかし、活動休止からの復帰は全く不自然さを感じさせない

もし、復帰するとなったときの爆発力は後者が上なのもわかるだろう

 

復帰するかどうかは置いておいて、後の事を見据えた言葉選びで、敬意を表するレベルである

 

次に、事務所側の話もしておこう

ジャニーズのファンクラブが存在することは誰しも知っていると思う

もちろん、嵐のファンクラブも存在する

 

それでは、もし活動休止したらそのファンクラブはどうなるか知っているだろうか?

これは、過去の流れからいくと存続すると予測される

 

じゃあ、解散ならば?

SMAPの前例を見る限り、ファンクラブも解散すると思われる

 

現に嵐の会員は200万人を超えており、年会費は4000円程でジャニーズ事務所はファンクラブだけで、年に90億近く収入がある

 

活動休止で、もちろん多少はファンクラブの会員数は減るであろうが、収入源として事務所側は残したいであろう

 

この点においても、活動休止という言葉の方が圧倒的に利点があると言える

 

お金の話で汚いと言われてしまうかもしれないが、ジャニーズもビジネス、お仕事である以上当然の話なのである

 

最後に、活動休止なら復活してくれるんじゃないか?というファンの期待を残すことができる点

これは一見地味だが、ファンの支えとしてどれだけ大きい配慮か、計り知れないであろう

 

裏にどんな思惑や願望があったのか、僕にはわからないが色々な人の思いの結晶として、活動休止を選んだことは間違いない

 

・最後に

一応、言っておくが僕にとっても嵐の活動休止は悲しい

 

毎週嵐の番組は見ていたし、嵐が出るドラマは積極的に見ていたし、曲もよく聴いていた

 

だからこそ、ここまで配慮の行き届いたシナリオを描いてくれた嵐に非常に感動した

 

残りの2年間、遠くからではあるが応援していきたいと思うし、彼らの活躍にまだまだ期待したい