自信のない自分にこんにちは
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先日、ある人から自己肯定感の低さを指摘された。
自覚がなかったわけでもない。自信がないのはいつものことで、平常運転だ。自分の書いたものに自分で100点をつけることは基本ないし、「どーせ自分なんて」は口にこそ出さないが、いつも心では口癖になっている。
これと同時に、自分の自己肯定感の低さが悪いと思ったことがなかった。だって人前で謙遜してれば「こいつ自信過剰だ」思われることはないし、自分はまだ成長できるって思えるから。
だから下手に自己肯定感を高めようともしてなかったし、自分を認めることはこの先も多分なかったんじゃないかな。
でも、ある人の自己肯定感の話は僕の感覚を少し変えた。今回はそんな自己肯定感の話を少し。
まず、大前提としてなぜ僕がこんなに自己肯定感が低いのか。これのせい!とまでは言えないけど、思いつく分は書いてみる。
褒められてこなかった、という話を前書いたと思うがこれは大きく影響しているのかもしれない。
自分のやったことに対して評価される→自信がつく
の流れの経験値が少ないのだ。根拠のない自信ならいっぱいあった。受験前、テスト前は自分が受かるとしか思ってないのはいつものこと。
でもそうじゃなくて、他人の評価あってこそ身につく自信はほとんどなかった。
もう一個も前書いたけど、鬱っぽくなってたって話。唯一、自分の武器だった勉強が折られたと感じてしまった経験が尾を引いてるのもあると思う。「頑張ってもどうせ無駄になって、自分を傷つけるだけ」なんてものが染み付いてしまったんだろう。
思うところはこの辺り。もっと複合的な理由もあるかもしれないけど、まとめれば「自信を持った経験が少ない、自信を持つのが怖い」って感じだろうか。
自分語りはこの辺りにして、ある人の話に戻そう。
ある人は自己肯定感の低さから来る弊害を語ってくれた。1番抉られたのはこれ。
「自分に自信がないクリエイターに仕事は頼まないよ。」
確かにそうなのだ。当たり前のことを言っているだけだ。でも、言われてからしか気づかなかった。
仮にも僕だってライターというクリエイターである。それなのに、自信のないものを提供するクリエイターがどこにいるだろうか。残念ながらそんなものにお金を出してくれる人はこの世にはいない。たまたま今は、勉強中という枠の中だからもらえているかもしれないが、社会に放り出されれば買ってもらえないのだ。
自分への自信は、他人に褒められて「いや〜まだまだですよ〜」なんて謙遜とは似て否なるもの。謙遜と自信がないのは全く別の話なんだ。あくまで謙遜は会話の潤滑油で、自分を認めないこととは大きく違う。
ここまで言われないと僕にはわからなかった。知らぬうちに謙遜と自信がないことを同じにしていたのだ。
自信のない謙遜はただただ自分の価値を下げる。「僕はここまでしかできない」と自分に足枷を履かせるようなもの。
こんな簡単な事実は僕に大きく突き刺さった。
これと同時にもう一つ言われたことがある。
「自信がないのは自分を傷つけないためだよ。」
"自分には自信がないです"バリアは、そこを通った他人の評価を捻じ曲げる。
・否定されても、自信のないものだから良いものじゃなくても仕方ない。
・他人は良いと言ってるけど、本当はダメなんだ。
悪いことを言われれば、自信のなさのせいにして自分の評価から逃げる。反対に良いことを言われても、自分の評価を受け取らない。
評価をフワフワさせておいて明確にしない。そうすれば、良いと言われることもないけど、他人に否定されることもないから。
他人に自分の世界に入られるのが嫌いな僕にピッタリなバリアだ。薄々横目でそんな自分に気付いてても、直視してこなかった。自分の良くないところだから。
きっと周りに気付いてた人はいただろう。言わなかっただけで。それもわかってた。それでも自分と直視し合うのは怖かった。
今回、思いっきり痛い所をナイフで滅多打ちにされてやっと向き合った。
傷つきたくない弱虫なこがさんこんにちは。そろそろ受け入れようか。
とは言っても、明日から自信マンマンに生きていこう!なんてことはできない。明日から性別変えて女として生きていこう!ができないのと一緒。
ある人は最後に「少しずつ、急に変われなくても大丈夫。まだ若いんだから。」と言った。当たり前だけれど、すごく心が救われた気がした。
性根からの自己肯定感の低さを改善していくには時間が掛かるだろう。完璧に変わることは出来ないかもしれない。
でも、ライターを続ける以上少しずつ変わっていくべきだ。自分のためにも、自分の周りの人の為にも。
毎日あれをしよう!とかはないけど、自己肯定の感覚は意識してみる。いつ頃効果が出るかわかんないけどね。
ってことで、この文章は100点にしておきます。ブログ書き出して1年でここまで書けるようになりました。多分よく頑張ってるよ。
みなさん、自己肯定感は大切にしてください。自分くらいは自分に自信持ってあげてください。もちろん、クリエイターは自分の作品にも。
それでは。
※最初の花は「ミスミソウ」花言葉は「自信」でした。