理系の僕が「嫌われる勇気」を読んでみた
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はい、どーも こがです
今回は、僕が読んだ「嫌われる勇気」の感想です
本屋に行く度、ずっと気にはなっていた一冊
いい加減買ってやろうと思い、買ってみたら案の定、熱中してしまいました
早く買っとけばよかったと思いつつ、折角なので感想を書きたくなった次第です
ということで
簡単な内容と、僕が読んで感じたことを、嘘偽りなく正直に伝えたいと思います
・「嫌われる勇気」の概要
「嫌われる勇気」は、アドラー心理学を解説した本になります
日本では、発行部数170万部を突破し、ドラマ化もされました
海外でも高い評価を得ているベストセラーです
(ドラマは解釈が違うとアドラー心理学会に抗議されたそうですが...)
さて、あらためて中身についてのお話をしましょう
本書は、青年と哲人の対話形式で物語が進みます
哲人が青年にアドラー心理学を解説していく形です
世界は複雑で混沌としていると嘆く青年が、哲人との対話の中で
世界をどう見ればよいのか?
どのように考えるべきなのか?
取るべき行動は?
幸せとは?
ということをアドラー心理学の視点から、理解していきます
アドラー心理学を知るにつれて、少しずつ変わっていく青年と一緒に、読んでいる自分も変わっていくような感覚を得られます
アドラー心理学の前知識も一切なくても、読めます
ましてや、心理学も哲学の知識がゼロでも大丈夫です
特に、こんな人におすすめです
・世界を悲観している
・自分なんて...といつも思う
・自分のことが嫌い
だいたい自分のことですね
過去記事で僕に共感していただけた方には、特に読んでほしいと思います
・読んで感じたこと
まず、内容以外の部分から
今までいくらか自己啓発本は読んできたのですが、対話形式は初めてでした
そこで思ったのが
めっちゃ読みやすかった
読んでいるときに、自分がいまいち理解しづらいと感じるタイミングで
青年も「詳しくお願いします」とか「わかりません」と言ってくれるんです
この「青年の言及」が、読むストレスをめっちゃ減らしてくれました
難しい本でよくある「何言ってんだ?」が少なかったです
あまりに自分の詰まるところと、青年の詰まるところがシンクロしすぎて、自分が哲人と対話しているような気分になりました
自分が青年に近い人だったというのもあるとは思いますが、対話形式での飲み込みやすさは衝撃でした
そのうち、僕も対話スタイルを使ってみたいと思います
次に、内容の話を
一言でいうと
めっちゃ難しかった
読みやすさは段違いでした
それでも、アドラー心理学が強者すぎます
(ここでは、本としての感想を書きたいので、アドラー心理学については次の機会に)
哲人の語りの意味はわかるんです
意味はわかるんですけど、だからと言って
「よし!明日からアドラー心理学に基づいて、行動してみよう!」
とは、なれませんでした
今まで読んできた自己啓発本なら、書いてあることを三日坊主なりとも、実践してみようって思えたんです
例えるなら、一種のエナジードリンクのような効果でしょうか
でも、この本にはエナジードリンクのように一時的な効果は感じませんでした
その代わりに、もっと根底で何か、自分の中で変わるような感覚を受けたんです
新しい視点を手に入れたような感覚とでもいいましょうか
常にその視点では、絶対見られないんですが
ふと落ち着いてみたときに、違う見方ができるようになったんです
普通の本では、ありえない感覚で衝撃でした
もし、世界の全ての人間がアドラー心理学に基づいて行動できれば、世界は大きく変化すると思います
しかし同時に、少なくとも僕が生きている間は絶対無理だ、とも思いました
万人が持ち合わせるべき視点かもしれません
でも、普通に生きている限りたどり着くことはないでしょう
本当に不思議な魅力ある本でした...
・まとめ
楽観的な人には申し訳ありませんが、おすすめしません
「なにこれ、意味わかんない」って、おそらく投げます
反対に、考え込むことが多い人には、いい意味でも悪い意味でも刺さる一冊です
Amazonのレビューも確認しましたが
「理解できるけど、腑に落ちない」って人は低評価が多かったです
いい意味で刺さるか、悪い意味で刺さるか
そればっかりは読んでみないとわかりません
個人的には、いい意味で刺さったかなと思います
心理学、哲学の知識がなくても
考えるのが好きなら、一度読むべきです
自分に取り入れられなくても、知っておくだけで随分変わります
買ってみてね
それでは、また