落ちこぼれのこがログ

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「褒める」のは悪いこと?

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はい、どーも こがです

論調を変えてお送りしてます

 

 

一般的に「褒められる」というのは嬉しいこととされる

 

褒められたら嬉しい

 

当然、僕にもある程度この感覚はある

 

ただ、「褒められる」ってなんかむず痒くて、変な感覚

 

同じように感じる人はいないだろうか

 

今回は、そんな「褒める」をテーマに考えてみたいと思う

 

 

褒められて育てられなかった子供

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上にある通り、僕は基本的に親に褒められて、育てられた感覚があまりない

 

もちろん、記憶のない幼少期は褒められていたのかもしれない

あくまで、記憶のある範囲での話だ

 

 

これに怒っているという話ではない
親に対して もっと褒めてくれれば良かった なんて1mmも思わない

 

褒めて育てられなかったおかげで、今の僕があると感じている

 

以前にも書いたが、特に勉強面では「褒められた」という記憶はない

 

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100点を取ったときも、学年で1番になったときも、受験に受かったときも
親からはいつだって

「よくできたね」
なんて言葉を聞いた覚えはない

 

親からの賞賛のための勉強が、僕にはなかった


たぶん、負けず嫌いだったから勉強してたんだと思う

 

 

もし子供がテストで100点を取ってきたら、親は子供を褒めて次も頑張らせよう、というのが普通だろう

 

ただうちにはそれがなかった
親が意識していたのかは知らない

 

 

だから、20歳を過ぎて外の世界に出て、親以外の人から「褒められる」機会があると

 

「なんでこの人は僕を褒めてるんだろう、この人に褒められるためにしたわけじゃないんだけど」

 

なんていう、ひねくれたことを思ってしまう
素直に受け取ってくれないのだ
だから、むずがゆく感じるのだろうか

 

褒められたことが嬉しくないわけではないし、悪意はない
今まで褒められてない弊害である

 

 

ついでに、「褒められると、どう返していいのかわからない」のもこれが原因だと思っている

 

笑顔でありがとうございます ってパッと返せたらそれでいいのだが...

 

 

 

教育としての「褒める」

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上では、さも「褒めることには意味がない」なんて言い方をしてしまった
が、僕は「意味がない」とは思っていない

 

実際にいろんな研究やらなんやらで、褒めると人間は伸びる!
なんて結果が出ているのは事実だし、間違っているとは思わない

 

 

少し逸れるが、理屈の話では賞罰教育も信賞教育も良くない、なんて話はある

褒めるのも、叱るのもよくないってことだ

 

この理屈は

褒めたり、叱ったりする

褒められるための○○、叱られないための○○が生まれる

それは承認欲求を加速させ、他人の評価を糧に生きる人生になってしまう

自分の人生を生きろ

 

というものに落ち着く
(ちなみにこれはアドラー心理学)

 

まあ、言いたいことはわからなくもないだろう

自分の人生を生きるってカッコいいし、間違ったことは言ってない

 

 

でも、そんなことが可能な世の中だろうか

褒めることが当たり前の教育を受け、承認欲求を満たせるSNSを使い、他人と比べられる社会で生活する

これが揃っている世界で、この理屈に従って生きていける人なんて限りなく少ない

 

少なくとも、僕には無理だ

 

 

 

ただ、褒める、褒められるときに

褒める側は、褒められるためだけの行動にならない声掛けや配慮を持つべきだし

褒められる側は、褒められるためだけにやる意識は持たない方がいい

ということは覚えておくに越したことはないのは確かである

 

 

それにしても世の中は、どうしてこうも極端なんだろうか

 

いい感じに褒めて、いい感じに叱って、いい感じに教育する でダメなのだろうか

教育なんて振り切って100点か0点じゃないだろう

 

いい意味で中途半端にすればいいのにと思う

 

 

最後に 

 

僕個人の話としては、褒められるよりも誰かとの差を見せられたり、悔しい思いをする方が確実に伸びる

 

だから、伸ばすという点において「褒める」はあまり必要ない

 

しかし、これはあくまで僕の話だ
日本全国ましてや世界中の人間が、僕と同じなわけがない

 

褒められた方が伸びる奴もいれば、罰がある方が伸びる奴もいる
いろんなやつがいる世界だ

 

だからこそ、「褒める」が絶対悪でもないし、絶対良でもないはずである

 

極端な方法論は目を引く分、お金にもなる

世に蔓延するのも自然ではあるが、騙されないようにしていきたい

 

 

それでは、また